飯田レディースクリニック 名古屋市中区新栄3丁目2−1
ドクターに聞く子宮内膜症の知識
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子宮内膜症とは
子宮内膜症とは、子宮内膜(生理のときに出血する部分)に類似した組織が、子宮内空以外の部位で増殖し、そのために子宮や卵巣が腫れ、生理痛や生理の量が多い、性交痛、腰痛、不妊などの症状を来たす疾患です。最近では、日本人女性の5〜10%に子宮内膜症があるとされ、増加傾向にあると考えられています。
子宮内膜症の診断

診断は、詳しい問診の後に、内診や超音波検査、MRI、血液検査、腹腔鏡検査によって行われます。当院では、内診により子宮や卵巣が大きくなっていないか、子宮やその周りを圧迫すると強く痛むか、子宮を押さえたときの動きが制限されていないかなどを調べます。

超音波検査では、子宮や卵巣の大きさを計測し、子宮腺筋症卵巣チョコレートのう胞の有無を調べます。血液検査では、子宮内膜症の患者さんの約50%で陽性となるCA125を測定します。その他では、精密な診断が必要なケースでは、近隣の検査施設と連携してMRIや腹腔鏡検査を受けていただくこともあります。

子宮内膜症の治療法

子宮内膜症は良性の疾患でありながら、現在のところ保存的な治療によって根治するのは困難です。一般的には、漢方薬やホルモン剤を用いた薬物療法手術療法の2つがあります。

当院では、漢方薬や低容量ピルを用いた治療に力を入れています。その他、極軽症な場合や子宮内膜症の可能性が低い場合、妊娠を希望しない場合では鎮痛剤を用いた治療を行っています。重症例や近い将来に手術を予定している場合では、ダナゾールやGnRHアナログ(スプレキュア、ナサニール、リュープリン)を用いた治療を行いますが、副作用に注意して行われなければなりません。

大切なことは、早期に正確な診断を受け、自分に合った治療を受けることと、しっかりと経過観察することです。


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画像、文章等の無断転載を禁ず。2004/7/13